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 世界最速のインディアン(原題:The World Fastest Indian)
   監 督 :ロジャー・ドナルドソン
   出 演 :アンソニー・ホプキンス、
   ジャンル:ドラマ
   2005年  ニュージーランド/アメリカ







 走るのが得意なインディアン、じゃなくって「インディアン」という名のバイクの話でした。

注)以下、ネタバレだらけです!

【あらすじ】
 ノンフィクションではないが実話を元にしているそうで、このバイクのレプリカがニュージーランド国立博物館に展示されているそうです。(2005/12現在)

 1967年(?)、ニュージーランドのインバーカーギルに住むバート・マンロー(アンソニー・ホプキンス)は、長年の夢をかなえるべく動きだします。
 彼の夢とは、アメリカユタ州ボンネビルの大会に愛車と参加し、世界最速記録に挑戦することでした。
 金がない彼はアメリカに渡った後、自力で愛車と共に陸路を会場に向かいます、その途中で様々な困難に出会いますが周りの優しい人の助けもあり無事に目的地へ着きます。
 しかし大会に参加するには事前の申し込みが必要でしたが、彼はそれすら知らないで飛び込んだのです!


【感想】
 私は基本的にロードムービーが好きなんですね。
 
 アメリカに渡った後も、旅の途中でいい人にばかり出会い助けてもらうので何だか気持ちがいいです。
 これはバート・マンローが夢を叶える強い意志を持っていたことに加えて、自身が柔軟に人を信じる人懐っこい人格を持っていたからでしょうか。



国を出発時、彼の期待に反して誰も見送りに来ません。
ガッカリしている時に現れたのは前に勝負した暴走族の一団でした。
族のリーダーは彼に餞別を渡して励ましてくれたのです。

 会場の責任者まで、地球の裏側からやって来たと言うバートにルールを曲げて出場を許可してくれます。
 これにより走ることのできた彼はクラスレコードを打ち立てるのでした。

 レース中も、とても気持ちの良い緊張感に包まれます。
 夢を追い求め優しい人に囲まれた男の幸せな物語です。
 バート役のアンソニー・ホプキンスもいいですね〜。


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